キャバクラで働いていると、色々なお客様と出会うよね。楽しく会話ができる素敵なお客様もいれば、正直対応に困ってしまう困ったお客様もいるのが現実。
特に「痛客」と呼ばれるお客様は、キャバ嬢にとって大きなストレスになることも少なくないんだ。
この記事では、痛客の特徴や見抜き方、上手な対応方法について詳しく解説していくね。これからキャバクラで働こうと考えている人も、すでに働いている人も、ぜひ参考にしてみてね!
キャバクラで痛客に遭遇する場面は多い!

キャバクラは不特定多数のお客様が来店する場所だから、痛客と呼ばれる困ったお客様に出会う可能性は決して低くないんだ。
実際に働いているキャバ嬢の多くが、何らかの形で痛客への対応を経験しているの。痛客の存在を知って、適切な対処法を身につけておくことは、キャバクラで長く働くために大切なスキルといえるよ!
痛客とは?
痛客っていうのは、お店やキャバ嬢にとって迷惑な行動をするお客様のこと。具体的には、過度な要求をしてきたり、お店のルールを守らなかったり、キャバ嬢のプライベートに踏み込んできたりするお客様だね。
一般的な飲食店にもマナーの悪いお客様はいるんだけど、キャバクラの場合はキャバ嬢との距離が近い分、より深刻な問題に発展しやすい傾向があるんだ。お酒が入っていることもあって、普段なら抑えられる感情が出やすくなることも理由の一つかな。
痛客の定義は人それぞれだけど、共通しているのは「キャバ嬢が精神的に疲れてしまう」「仕事が嫌になってしまう」といった悪影響を与える存在だということ。キャバクラはお客様に楽しんでもらう場所なんだけど、それはキャバ嬢が気持ちよく働ける環境があってこそ成り立つものだからね!
お金を使ってもらえば痛客じゃない?
「たくさんお金を使ってくれるなら痛客じゃないんじゃない?」って思う人もいるかもしれないね。確かに売上に貢献してくれるお客様は大切な存在。でも、どれだけお金を使ってくれても、キャバ嬢の心を傷つけたり、精神的に追い詰めたりするお客様は痛客なんだ。
例えば、高額なボトルを入れてくれるけど、その代わりに過度な束縛をしてきたり、プライベートに干渉してきたりするお客様。こういうお客様は一見良客に見えるかもしれないけど、キャバ嬢にとっては大きな負担になっていることが多いよ。
お金を使ってくれるからといって何をしても許されるわけじゃないし、キャバ嬢も人間だから気持ちよく接客できる相手かどうかが重要なんだ。売上も大切だけど、自分の心の健康を犠牲にしてまで相手をする必要はないからね。
むしろ、そういうお客様に時間を取られることで、他の素敵なお客様との時間が減ってしまうこともあるから注意が必要だよ!
キャバクラに痛客が来る理由

キャバクラに痛客が集まってくるのには、いくつかの理由があるんだ。ここからは、なぜ痛客がキャバクラに来店するのか、その背景について解説していくね。
痛客が生まれる構造を理解しておくことで、事前に対策を立てることもできるよ!
独特の世界だから
キャバクラっていうのは日常とは違う特別な空間で、可愛い女の子がお酒を作ってくれて楽しく会話してくれる場所だよね。この非日常的な雰囲気が、一部のお客様を勘違いさせてしまうことがあるんだ。
普段の生活では女性と話す機会が少ないお客様や、恋愛経験が乏しいお客様は、キャバ嬢の営業トークを本気の好意だと受け取ってしまうことがあるの。「自分は特別な存在なんだ」って思い込んでしまうと、独占欲が強くなったり、プライベートに踏み込んできたりする行動に繋がるんだよね。
それから、キャバクラではキャバ嬢がお客様を立てて接客することが基本だから、それが当たり前だと勘違いして横柄な態度を取るお客様も出てくるの。現実の世界とキャバクラの世界の区別がつかなくなってしまうお客様が、痛客化しやすいといえるね。
大きいお金が動く場所だから
キャバクラは一晩で数万円から数十万円のお金が動く場所だから、お金を使うことで優越感を感じようとするお客様もいるんだ。「これだけお金を使っているんだから、自分の要求を聞いてもらえて当然」という考え方を持つお客様が痛客になりやすいよ。
また、お金を使うことで愛情や関心を買えると勘違いしているお客様もいるね。高額なシャンパンを入れたり、高い指名料を払ったりすることで、キャバ嬢の気持ちも買えると思い込んでしまうんだ。でも実際には、お金だけの関係は長続きしないし、キャバ嬢の本当の好意を得ることはできないんだけどね。
金銭感覚が麻痺しやすい環境だからこそ、「お金を使っているんだから何をしてもいい」という傲慢な態度になってしまうお客様が出てくるの。これがキャバクラ特有の痛客を生み出す要因の一つになっているよ。
入店チェックが甘いから
お店によっては入店時のチェックが甘く、問題のあるお客様でも簡単に入れてしまうことがあるんだ。特に繁華街の大型店や新規オープンしたばかりのお店では、売上を優先するあまり、お客様の質を見極めずに受け入れてしまうケースがあるよ。
本来なら、黒服(ボーイ)が入店時にお客様の様子をチェックして、泥酔していたり態度が悪かったりするお客様は丁重にお断りすべきなんだけどね。でも、人手不足だったり経験の浅いスタッフしかいなかったりすると、そこまで気が回らないこともあるの。
それから、会員制ではなくフリーで入店できるお店も痛客が紛れ込みやすいね。誰でも気軽に入れる分、問題行動を起こす可能性のあるお客様も入ってきやすいんだ。お店選びの際には、入店時のチェック体制がしっかりしているかどうかも確認しておくと安心だよ。
お酒が入って気が大きくなるから
キャバクラでは当然のことながらお酒を飲むから、普段は抑えている感情が表に出やすくなるんだ。お酒が入ると理性が弱くなって、普段なら言わないようなことを言ってしまったり、やってはいけない行動を取ってしまったりするお客様がいるよ。
特にお酒に弱いお客様や、飲みすぎてしまったお客様は要注意だね。最初は紳士的だったのに、お酒が回ってくるにつれて態度が豹変するケースも少なくないの。急に馴れ馴れしくなったり、下ネタばかり話すようになったり、ボディタッチが増えたりすることがあるんだ。
アルコールの影響で判断力が鈍っているから、自分がどれだけ迷惑をかけているか気づいていないことも多いよ。翌日には覚えていないなんてこともあるから、お酒が入ったお客様の対応には特に気をつける必要があるね。
キャバ嬢を下に見ているから
残念ながら、キャバ嬢を職業的に下に見ている偏見を持ったお客様も一定数存在するんだ。「水商売の女なんだから」という考え方で、失礼な発言をしたり、人として尊重しない態度を取ったりするお客様がいるよ。
こういうお客様は、キャバ嬢を対等な人間として見ていないから、プライベートな質問を平気でしてきたり、無理な要求をしてきたりするの。「どうせ断れないだろう」という前提で接してくるから、本当に厄介なんだよね。
でも、どんな仕事をしていても人として尊重されるべきだし、キャバ嬢だって一人の人間として尊厳を持っているんだ。そういう考え方ができないお客様は、残念ながら痛客の典型といえるね。こういうお客様には毅然とした態度で接することが大切だよ!
こんな行動をされたら「痛客」認定!

ここからは、具体的にどんな行動をされたら痛客と認定すべきか解説していくね。当てはまる項目が多いお客様には要注意だよ。
自分の身を守るためにも、早めに見極めることが大切なんだ。
独占欲を強く出してくる
他のお客様に付くことを極端に嫌がったり、他のキャバ嬢と話すことにも文句を言ってきたりするお客様は典型的な痛客だね。「今日は俺だけを見ていてほしい」という要求を平気でしてくるんだ。
キャバクラはお店として営業している場所だから、状況に応じて席を移動することもあれば、他のお客様の対応をすることも当然あるよね。それなのに、「他の客のところに行くな」とか「俺が来ている時は他の男の指名を取るな」なんて言ってくるお客様は、明らかに度を超えているの。
さらにエスカレートすると、「今日は他に誰の席に付いたの?」と詮索してきたり、他のお客様に嫉妬して店内で不機嫌になったりすることも。こういう独占欲の強いお客様は、キャバ嬢の仕事の邪魔になるだけじゃなく、精神的にも大きな負担になるから気をつけてね。
プライベートを詮索してくる
住んでいる場所や本名、プライベートの予定などをしつこく聞いてくるお客様も要注意だよ。適度な会話の範囲を超えて、個人情報を特定しようとする行動は完全にアウトなんだ。
「どこに住んでいるの?」「最寄り駅はどこ?」「休みの日は何してるの?」といった質問を執拗にしてくるお客様は、明らかに境界線を越えようとしているね。さらには、「送っていくよ」としつこく言ってきたり、「休みの日に会おう」と誘ってきたりすることもあるの。
キャバクラはあくまでお店の中での関係が基本で、プライベートとは分けて考えるべきなんだ。それを理解せずに踏み込んでくるお客様は、後々ストーカー化する可能性もあるから本当に注意が必要だよ。適当に答えてごまかしたり、話題を変えたりして対応してね。
ボディタッチが多い
必要以上に体を触ってくるお客様も痛客認定されて当然だね。キャバクラにはお店ごとにルールがあって、基本的に過度なボディタッチは禁止されているんだ。それなのに、肩や腰、太ももなどを触ってくるお客様は明らかにルール違反をしているよ。
最初は軽く肩に手を置く程度だったのに、だんだんエスカレートしてくるパターンも多いんだ。お酒が入ってくるとさらに大胆になって、抱きつこうとしたり、キスをしようとしたりするお客様もいるから本当に厄介。
こういうお客様は「ちょっとくらいいいじゃん」という軽い気持ちでやっていることが多いんだけど、される側にとっては不快以外の何物でもないよね。一度許してしまうと「この子は大丈夫」と思われてエスカレートするから、最初からしっかり断ることが大切なんだ。
説教や自慢話ばかりする
延々と説教をしてきたり、自分の武勇伝や自慢話ばかり話してくるお客様も痛客の特徴だね。キャバクラは楽しく会話する場所なのに、一方的に話し続けてキャバ嬢の話を全く聞かない態度は困りものなんだ。
「君のためを思って言うんだけど」と前置きして、上から目線のアドバイスをしてくるお客様や、「俺はこんなにすごいんだ」とひたすら自分の話をする
お客様は、正直相手をしていて疲れるよね。会話のキャッチボールができないから、盛り上がらないし時間も長く感じてしまうの。
特に説教系のお客様は、キャバ嬢の仕事や生き方を否定してくることもあって、精神的にダメージを受けることも多いんだ。「もっとちゃんとした仕事をすればいいのに」なんて言われたら、誰だって嫌な気持ちになるよね。こういうお客様には適度に相槌を打ちながら、上手く話題を変えていくスキルが必要になってくるよ。
痛客はラインの中でも見抜ける

痛客はお店での行動だけじゃなく、ラインのやり取りの中でも特徴が表れることが多いんだ。ここからは、ラインでの痛客の見抜き方について解説していくね。
早めに気づくことで、トラブルを未然に防ぐことができるよ!
キャバ嬢の休日にラインが多い
休みの日なのに何度もラインを送ってくるお客様は要注意だね。キャバ嬢にも休息が必要だし、プライベートの時間があることを理解していないお客様は、境界線が曖昧になっている証拠なんだ。
普通のお客様なら、「休みの日にごめんね」と前置きした上で用件だけを簡潔に伝えてくれるものなんだけど、痛客は違うの。朝から晩までひっきりなしにメッセージを送ってきたり、既読無視されると「なんで返信くれないの?」と催促してきたりするんだよね。
特に深夜や早朝に連絡してくるお客様は、相手の生活リズムを考えられていない証拠。キャバ嬢の都合を考えずに、自分の気持ちを優先するタイプのお客様は、後々面倒なことになる可能性が高いから気をつけてね。
返信を強要してくる
既読スルーしただけで何度もメッセージを送ってきたり、「なんで返信くれないの?」と責めてくるお客様も典型的な痛客だよ。ラインの返信は義務じゃないし、忙しかったり疲れていたりして返せないこともあるよね。
「忙しいのはわかるけど、せめて一言くらい返してよ」とか「俺のこと嫌いになった?」なんて言ってくるお客様は、精神的に依存している可能性があるんだ。こういうお客様は、返信が遅いだけで不安になったり、怒り出したりすることもあるから厄介なの。
さらには、「今何してるの?」「誰といるの?」とプライベートを監視するようなメッセージを送ってくることも。キャバ嬢を自分の所有物のように考えているから、こういう行動に出るんだよね。返信を強要するお客様には、早めに距離を置くことを考えた方が良いかもしれないね。
写真を要求してくる
プライベートの写真や自撮りをしつこく要求してくるお客様にも注意が必要だよ。「今日のコーディネート見せて」「すっぴん見たい」なんて言ってくるお客様は、明らかに一線を越えようとしているんだ。
お店での姿とプライベートの姿は別物で、仕事以外の顔を見せる義務なんてないよね。それなのに何度も写真を求めてくるのは、キャバ嬢を特別な存在だと勘違いしているか、下心があるかのどちらかなの。
もし写真を送ってしまうと、それをネタにさらに要求がエスカレートすることもあるから絶対に送らない方が良いよ。「恥ずかしいから」「お店でのイメージを大切にしたいから」と上手く断るようにしてね。一度でも送ってしまうと、「前は送ってくれたのに」と言われて断りづらくなるから本当に注意が必要なんだ。
深夜に長文のメッセージを送ってくる
夜中に突然、重い内容の長文メッセージを送ってくるお客様も要注意だね。お酒を飲んでテンションが上がっていたり、寂しさから感情的になっていたりすることが多いんだ。
「君にしか話せないんだけど」と前置きして、自分の悩みや愚痴を延々と書いてくるお客様や、「好きだ」「付き合ってほしい」といった告白めいたメッセージを送ってくるお客様もいるよ。こういうメッセージは返信に困るし、どう対応したら良いか悩んでしまうよね。
深夜の感情的なメッセージには、その場で返信しない方が無難なの。翌日になって冷静になってから、適度な距離感を保った返信をする方が良いよ。感情的なメッセージに感情的な返信をしてしまうと、関係がこじれる原因になるから気をつけてね。
キャバクラに来る痛客への対応は?

痛客に遭遇してしまった時、どう対応すれば良いのか悩むよね。ここからは、痛客への具体的な対応方法について解説していくよ。
自分の身を守るためにも、しっかりと覚えておいてね!
ダメなことはハッキリ断る
痛客の要求に対しては、曖昧な態度を取らずにハッキリと断ることが大切なんだ。「ちょっと困るかな」とか「う〜ん、どうしよう」みたいな曖昧な返事をすると、「交渉の余地がある」と思われてしまうよ。
例えば、プライベートの連絡先を聞かれたら「お店のルールで教えられないんです」とキッパリ断る。ボディタッチをされたら「やめてください」と明確に意思表示をする。休みの日に会おうと言われたら「プライベートは分けているので」と伝えるんだ。
断る時のポイントは、笑顔を消して真剣な表情で伝えること。それから、お店のルールや自分のポリシーを理由にすることで、個人的に嫌われているわけじゃないことを示せるよ。最初は勇気がいるかもしれないけど、一度しっかり断っておけば、その後の関係が楽になることが多いんだ。
黒服(ボーイ)に対応してもらう
自分だけでは対応が難しい場合は、遠慮せずに黒服(ボーイ)に助けを求めることが重要だよ。お店のスタッフは、キャバ嬢を守るために働いているんだから、困った時には頼って大丈夫なんだ。
例えば、しつこくボディタッチをしてくるお客様がいたら、トイレに立つふりをして黒服(ボーイ)に相談する。独占欲が強くて他の席に行かせてもらえない時も、黒服(ボーイ)から「他のお客様がお呼びです」と声をかけてもらえば自然に席を外せるよね。
それから、明らかにお店のルールを破っているお客様には、黒服(ボーイ)から直接注意してもらうことも必要なの。キャバ嬢が直接注意すると関係が悪くなることもあるけど、スタッフから注意してもらえばお店としての姿勢を示せるからね。困った時は一人で抱え込まずに、必ず誰かに相談するようにしてね。
距離を取って関わらないようにする
どうしても改善の見込みがない痛客に対しては、意図的に距離を取って関わらないようにすることも一つの方法だよ。無理して対応し続けると、自分の心が疲れてしまうからね。
具体的には、その痛客が来店する曜日や時間帯がわかっているなら、シフトをずらしてもらうようにお店に相談する。ラインも必要最低限の返信にとどめて、徐々にフェードアウトしていくんだ。指名が入っても「今日は他のお客様の予約が入っていて」と断ることも検討してね。
もちろん売上は大事だけど、精神的な健康はそれ以上に大切なんだ。痛客一人のために仕事自体が嫌になってしまったら元も子もないよね。自分を守るためには、時には逃げることも必要だってことを覚えておいてほしいな。
記録を残しておく
痛客の問題行動は、できるだけ記録として残しておくことも大切だよ。特にストーカー行為に発展しそうな場合や、悪質なケースでは、後々証拠として必要になることがあるんだ。
ラインのやり取りはスクリーンショットで保存しておく。お店での問題行動は日付と内容をメモしておく。もし店外で遭遇した場合も、時間や場所、状況を記録しておくと良いね。こういう記録があれば、お店に相談する時や、最悪の場合警察に相談する時にも役立つよ。
それから、同じ痛客に困っている他のキャバ嬢がいないか情報共有することも重要なの。お店全体で対策を考えることができれば、より効果的に対処できるからね。一人で悩まずに、周りと協力して対応していくことを意識してみてね。
まとめ:痛客とはキャバ嬢のメンタルも削る存在!守ってくれるキャバクラを選ぼう
痛客は売上に貢献してくれるかどうかに関わらず、キャバ嬢の心を疲れさせる厄介な存在なんだ。独占欲が強かったり、プライベートに踏み込んできたり、ボディタッチが多かったりと、その特徴は様々だけど、共通しているのは「キャバ嬢を尊重していない」ということだね。
痛客への対応で一番大切なのは、ダメなことはハッキリ断ること。そして困った時は一人で抱え込まずに、黒服(ボーイ)やお店のスタッフに相談することなんだ。キャバ嬢をしっかり守ってくれる体制が整っているお店を選ぶことが、長く楽しく働くための秘訣だよ。お店選びの際には、面接の時にスタッフの対応や雰囲気をよく見て、安心して働ける環境かどうかを確認してみてね!
